やす‐い【安寝】
安らかに眠ること。安眠。「まなかひにもとなかかりて—しなさぬ」〈万・八〇二〉
やすけ‐く【安けく】
《形容詞「やすし」のク語法》心安らかであること。「あしひきの山路越えむとする君を心に持ちて—もなし」〈万・三七二三〉
やすみ‐しし【安見知し/八隅知し】
[枕]国のすみずみまで知らす(治める)意、または安らかに知ろしめす意から、「わが大君」「わご大君」にかかる。「—わが大君の遊ばしし」〈記・下・歌謡〉
やすみ‐どの【安み殿】
《天下を安らかに治める御殿の意》天皇が政事を執る所。安殿(あんどの)。
やすら・ぐ【安らぐ】
[動ガ五(四)]安らかな気持ちになる。穏やかな気持ちになる。「気分が—・ぐ」 [動ガ下二]「やすらげる」の文語形。
やすん・ずる【安んずる】
[動サ変][文]やすん・ず[サ変]《形容詞「やすし」の語幹に「み」を添えた「やすみ」に、動詞「す」の付いた「やすみす」の音変化》 1 安らかになる。安心する。「この情勢ではまだまだ—・ずるわけに...
らく【楽】
[名・形動] 1 心身に苦痛などがなく、快く安らかなこと。また、そのさま。「気が—になる」「—な姿勢」「どうぞお—に」 2 生計が豊かなこと。また、そのさま。「不動産収入で—な暮らしをする」 ...
ろく【陸/碌】
[名・形動] 1 (あとに打消しの語を伴って用いる)正常なこと。まともなこと。満足できる状態であること。また、そのさま。まとも。「—な品物がない」「—に休みもとれない」 2 (陸)土地や物の面の...