海(うみ)を渡(わた)・る
海を渡って外国へ行く。また、外国に伝わる。「国宝が初めて—・る」「日本の技術が—・る」
うもれぎ【埋木】
江戸前期の俳諧論書。1冊。北村季吟著。明暦2年(1656)成立。延宝元年(1673)刊。15項目にわたる俳諧の式目書。俳諧埋木。
うらしま【浦島】
浦島太郎のこと。
謡曲。脇能物。宝生流番外曲。勅使が丹後水の江の浦島明神にもうでると、明神・竜神が現れ、不死の薬を与える。
狂言。大蔵・和泉(いずみ)流番外曲。釣った亀を祖父と孫が助けると...
うわ‐や【上矢】
上差(うわざし)に使う、鏑矢(かぶらや)。「—を抜き、願書にとり具して、大菩薩の御宝殿にこそ納めけれ」〈平家・七〉
うんえん‐かがん【雲煙過眼】
《蘇軾「宝絵堂記」から》雲や煙がたちまち過ぎ去ってしまうように、物事を長く心に留めないこと。物事に執着しないこと。
うん‐げん【繧繝/暈繝】
同じ色を濃から淡へ、淡から濃へと層をなすように繰り返す彩色法。中国西域から伝わり、主に宝相華(ほうそうげ)などの文様を表す。赤・青・緑・紫などの色を用い、奈良・平安時代の仏画、寺院の装飾や染織な...
うん‐だめし【運試し】
賭け事などをして、運がよいか悪いかを試すこと。成功するかどうか思いきって挑戦してみること。「—に宝くじを買ってみる」
えいかん‐ぶし【永閑節】
江戸の古浄瑠璃の一。薩摩浄雲の孫弟子、虎屋永閑が延宝年間(1673〜1681)に創始。曲調は金平(きんぴら)浄瑠璃に近い。現在、地歌の中に曲節の一部が伝承されている。
えいざん‐じ【栄山寺】
奈良県五條市にある真言宗豊山派の寺。養老3年(719)藤原武智麻呂(ふじわらのむちまろ)の創建と伝えられる。藤原氏南家の氏寺。八角堂(武智麻呂の子の建造)および梵鐘(ぼんしょう)は国宝。また、重...
えいじ‐ぎん【永字銀】
宝永7年(1710)江戸幕府が発行した銀貨。永字丁銀と永字豆板銀。永中銀。中字銀。