かんぎ‐てん【歓喜天】
《(梵)nandikeśvaraの訳》頭は象、身体は人間の姿をした仏法守護神。もとインド神話の魔王で、のち仏教にとり入れられたもの。単身像と双身像とあり、双身像は、男神と女神とが抱擁する姿をとる...
かんこく‐かん【函谷関】
中国河南省北西部、黄河南岸の山中にある交通の要地。関所が設けられ、秦代には霊宝付近にあったものが、漢代に移された。長安と洛陽とを結ぶ道に位置し、多くの攻防戦の舞台となった。ハンクーコワン。
かんしん‐じ【観心寺】
大阪府河内長野市寺本町にある高野山真言宗の寺。山号は檜尾(ひのお)山。大宝年間(701〜704)役小角(えんのおづの)の創建と伝える。はじめ雲心寺と称したが、弘仁年間(810〜824)空海が再興...
かんじこう【冠辞考】
江戸中期の枕詞辞書。10巻。賀茂真淵(かものまぶち)著。宝暦7年(1757)刊。記紀・万葉集の枕詞326語を挙げ、五十音順にならべてその意義・出典・解説をつけたもの。
かんせい‐れき【寛政暦】
江戸時代、宝暦暦に代えて寛政10年(1798)から採用された太陰太陽暦。高橋至時(たかはしよしとき)らが編成したもので、天保13年(1842)まで45年間使用された。寛政戊午暦(ぼごれき)。
かんぜおん‐じ【観世音寺】
福岡県太宰府市にある天台宗の寺。山号は清水山。院号は普門院。開創は天平18年(746)、開山は満誓。筑紫で崩じた母斉明天皇のため天智天皇が発願建立した。天平宝字5年(761)に設けられた戒壇院は...
かんぜおん‐ぼさつ【観世音菩薩】
《(梵)Avalokiteśvaraの訳》世の人々の音声を観じて、その苦悩から救済する菩薩。人々の姿に応じて大慈悲を行ずるところから千変万化の相となるといい、その姿は六観音・三十三観音などに表さ...
かんぜ‐りゅう【観世流】
1 能のシテ方の流派の一。大和猿楽結崎座(ゆうざきざ)の流れで、幕末までは観世座といった。観阿弥清次を流祖とする。江戸時代には四座一流の筆頭とされた。 2 能の小鼓方の流派の一。16世紀中ごろに...
かんてい‐しょ【鑑定書】
1 鑑定の結果を書いた文書。極め書き。「—付きの宝石」 2 裁判所から鑑定を命じられた人が鑑定結果を書面にして提出する報告書。
堪忍(かんにん)は一生(いっしょう)の宝(たから)
堪忍の徳は、一生を通じて計り知れない利益をもたらすということ。また、堪忍を一生の宝として大切にすべきであるということ。