いい‐よ・る【言(い)寄る】
[動ラ五(四)] 1 言葉をかけながら近づく。「客引きが—・る」 2 異性に親しみ近づく。求愛する。くどく。「意中の女性に—・る」 3 頼み込む。近づきになって依頼する。「法事の相談にかこつけて...
おじゃれ
《動詞「おじゃる」の命令形から。客を「おじゃれ」といって呼び込んだところから》江戸時代、宿場の宿屋で客引きや売春をした女中。おしゃらく。
影(かげ)を潜(ひそ)・める
表だったところから姿を隠す。表面に出なくなる。「露骨な客引きは—・めた」
きゃく‐まち【客待ち】
[名](スル) 1 客が来るのを待つこと。多く、タクシーが駅前などで待機することや、繁華街などで風俗店の従業員が店外に立つことをいい、後者は、通行人に声をかけて勧誘する「客引き」と区別して用いら...
ぎゅう【妓夫】
客引きや護衛をしながら夜鷹などについて歩く男。また、遊女屋で客引きをする若い男。妓夫太郎。「—が夜鷹を大勢連れて来ていて」〈鴎外・ヰタ‐セクスアリス〉 [補説]「牛」とも書く。
で‐おんな【出女】
1 江戸時代、各地の宿場にいた客引き女。多くは売春婦を兼ねた。「—の面しろじろと見せて、講参りの通し馬を引き込み」〈浮・一代女・六〉 2 江戸時代、江戸から地方へ出ていく女。→入(い)り鉄砲(で...
とめ‐おとこ【留(め)男】
1 芝居などで、けんかの仲裁に入る男。 2 宿屋の客引きの男。
とめ‐おんな【留(め)女】
1 芝居などで、けんかの仲裁に入る女。 2 宿屋の客引きの女。
ぽん‐びき【ぽん引き】
《「ぽんひき」「ぽんぴき」とも》 1 土地に不案内な人をだまし、金品を巻き上げること。また、その者。 2 路上で売春宿の客引きをする者。 3 株式街で、素人をだまし、いいかげんな株を売り付ける者。
やど‐ひき【宿引き】
旅客を自分の宿屋に泊まるように勧誘すること。また、その人。客引き。