いえ‐かぜ【家風】
1 わが家のほうから吹いてくる風。「—は日に日に吹けど我妹子(わぎもこ)が家言(いへごと)持ちて来る人もなし」〈万・四三五三〉 2 「家の風」に同じ。「その芸を試み給ふに、—落とさず優美なりけれ...
いえがた‐せっかん【家形石棺】
屋根の形をしたふたをもつ箱形の石棺。古墳時代後期に多くみられる。
いえ‐がまえ【家構え】
家のつくり方。多く、外観にいう。家作り。「どっしりとした—」
いえ‐がら【家柄】
1 先祖から受け継いでいる家の格式。その家に対する社会的評価を伴う。 2 格式の高い家。名家。「親戚にも—の家(うち)が沢山ある」〈秋声・新世帯〉
家柄(いえがら)より芋幹(いもがら)
《「家柄」と「芋幹」の「がら」で語調を合わせて》家柄の良さよりも、食用になる芋幹のほうがましである。勢力のない名ばかりの名家をあざけて言った言葉。
家(いえ)給(きゅう)し人(ひと)足(た)る
《「漢書」貢禹伝から》人も家もみな富み栄えて、世の中が繁盛しているさま。
いえ‐くら【家蔵】
《家と蔵の意から》財産。身代。
いえ‐けい【家系】
横浜市周辺に多くみられるラーメン店の味付け。また、そのラーメン。多く、豚骨スープと醤油だれを合わせた濃厚な味わいのものをさす。「…家(や)」という名の店が多いところからいう。
いえ‐こうもり【家蝙蝠】
アブラコウモリの別名。
いえ‐ごと【家言】
わが家からの便り。「家風は日に日に吹けど我妹子(わぎもこ)が—持ちて来る人もなし」〈万・四三五三〉