せきやど【関宿】
千葉県北西端、野田市の地名。利根川と江戸川の分流点にある。もと久世氏ほかの城下町。利根川水運の河港として繁栄。
ぜんこん‐やど【善根宿】
修行僧や遍路、貧しい旅人などを無料で宿泊させる宿。宿泊させることは、自ら巡礼を行うのと同じ功徳があるとされた。《季 春》
そん‐しゅく【尊宿】
年老いた、徳の高い僧。また、有徳の長老。「有智(うち)高行(かうぎゃう)の—たりと言へども」〈太平記・二〉
たにん‐やど【他人宿】
奉公人の勤め口の世話をし、また、仮親となって身元保証をしてやる家。人宿(ひとやど)。「—に雑用(ざふよう)を払って」〈滑・浮世風呂・三〉
たび‐やど【旅宿】
旅行先の宿舎。りょしゅく。
つゆ‐の‐やど【露の宿】
「露の宿り」に同じ。「袖ぬらすしのの葉草のかり庵に—訪ふ秋の夜の月」〈新千載・秋上〉
つれこみ‐やど【連(れ)込み宿】
情事のための客を専門に営業する簡易旅館。ラブホテル。
テキサスむじゅく【テキサス無宿】
谷譲次(林不忘の別筆名)による短編小説。大正15年(1926)、雑誌「新青年」に発表。
てん‐しゅく【転宿】
[名](スル)宿所を変えること。やどがえ。「明日にも—することに決心して」〈二葉亭・其面影〉
であい‐やど【出合(い)宿】
男女が密会に使う家。