のば・う【延ばふ/伸ばふ】
[動ハ下二]長くする。のばす。「数知らず君が齢(よはひ)を—・へつつなだたる宿の露とならなむ」〈後撰・秋下〉
の‐ぶし【野伏/野臥】
1 山野に寝起きして修行する僧。山伏。 2 (「野武士」とも書く)中世、山野に隠れて、追いはぎや強盗などを働いた武装農民集団。のぶせり。 3 合戦に先だち小人数で攻撃をしかけること。「—ヲカクル...
のみこみ‐やま【呑み込み山】
《意味のない「山」を添えていう通人語》承知すること。合点すること。「『宿はどうでもいいから、たぼのありさうな内にしやれ』『—、—』」〈滑・膝栗毛・四〉
のら‐いぬ【野良犬】
飼い主のいない犬。宿なし犬。やけん。のいぬ。 [補説]「野良犬」は飼い主がなく、人家の周りをうろついて残飯などを食って生きる犬。一方「野犬(やけん)」は人から離れて山野に住み着き、鳥獣を捕食する...
のり‐かけ【乗(り)掛け/乗(り)懸け】
1 近世の宿駅で、道中馬の両側に明荷(あけに)という葛籠(つづら)を2個わたし、さらに旅客を乗せて運ぶこと。「通し駕籠(かご)か—で参らすに」〈浮・五人女・二〉 2 「乗り掛け馬」の略。
はい‐きゅうちゅう【肺吸虫】
吸虫類の一種。人間や家畜の肺に寄生する。体は卵円形で、体長約15ミリ。第1中間宿主はカワニナ、第2中間宿主はサワガニ・ザリガニなどで、終結宿主はこれを食べて感染する。人間では、咳(せき)・血痰(...
はえばえ・し【映え映えし】
[形シク] 1 見ばえがして輝くようである。「打ち笑ひたるは、いと—・し」〈枕・三〉 2 光栄である。晴れがましい。「いつかは—・しきついでのあらむ」〈源・宿木〉
はく【泊】
とまること。宿泊。また、その数をかぞえる語。「3—4日」 [補説]レンタルビデオ・レンタカー・レンタルドレスなどで、日付を越えて貸し出される場合にも用いられることがある。
はく【泊】
[常用漢字] [音]ハク(漢) [訓]とまる とめる 1 船が浅い所や港に停止する。「泊地/仮泊・停泊」 2 よそで宿る。「一泊・外泊・宿泊・漂泊・旅泊」 3 あっさりしている。「淡泊」 4 沼...
はく【魄】
[音]ハク(漢) [訓]たましい たま 1 人の肉体に宿り、活力を生み出すもの。たましい。「気魄・魂魄」 2 月のかげの部分。「生魄」 3 落ちぶれる。「落魄」