め‐うつし【目移し】
目を移して他のものを見ること。「高麗(こま)もろこしの錦(にしき)綾(あや)をたち重ねたる—には」〈源・宿木〉
め‐かけ【妾/目掛(け)】
1 《目をかけるところから》正妻のほかに、愛し養う女性。二号。「—を囲う」 2 ひいきにすること。また、そのもの。「不断—の浜側の色宿に昼過ぎより入らせられ」〈浮・曲三味線・三〉
めし‐つぎ【召し次ぎ/召し継ぎ】
1 取り次ぎをすること。また、その人。「ただ舎人(とねり)二人—として」〈竹取〉 2 院の庁や東宮・摂関家などで、雑事を務め、時刻を奏した下級職員。「—、舎人などの中には」〈源・宿木〉
めしもり‐おんな【飯盛(り)女】
江戸時代、宿駅の宿屋で旅人の給仕をし、売春も兼ねて行った女。飯盛り。
めし‐よ・せる【召(し)寄せる】
[動サ下一][文]めしよ・す[サ下二] 1 貴人や目上の人が下位の人を呼び寄せる。「重臣を—・せる」 2 貴人などが下位の人に命じて持って来させる。お取り寄せになる。「由ある御果物—・せ」〈源・宿木〉
メジナちゅう‐しょう【メジナ虫症】
メジナ虫(ギニア虫)という回虫によって起こる風土病。回虫の幼虫を宿すミジンコなどを水とともに取り込むことによって感染する。回虫が成長すると多くは足先に移動し、皮膚を破って幼虫を放出する。その際、...
めじろ‐だいがく【目白大学】
東京都新宿区などにある私立大学。平成6年(1994)に目白学園を母体として開学。平成11年(1999)に大学院を設置した。
め‐つけ【目付】
1 室町時代以降の武家の職名。室町初期、侍所(さむらいどころ)の所司代の被官として置かれ、戦国期には戦陣の監察や敵の内情を探るのに当たった。江戸時代、幕府では若年寄に属し、旗本・御家人の監察など...
め‐な・れる【目慣れる/目馴れる】
[動ラ下一][文]めな・る[ラ下二] 1 いつも見ていて目に慣れる。見慣れる。「—・れた看板」 2 物事になれる。「かやうなる御心しらひは、常のことにて、—・れにたれば」〈源・宿木〉
めらし‐やど【めらし宿】
東北地方で、娘宿(むすめやど)のこと。