やまどり‐の【山鳥の】
[枕] 1 山鳥は雌雄が峰を隔てて別々に寝るといわれたところから、「ひとり寝(ぬ)」にかかる。「—ひとりし寝(ぬ)ればものぞ悲しき」〈古今六帖・二〉 2 山鳥の尾の意で、「尾」と同音を含む「尾上...
やも
[係助]《係助詞「や」+係助詞「も」から。上代語》 1 (文中用法)名詞、活用語の已然形に付く。 ㋐詠嘆を込めた反語の意を表す。「うつせみの世—二行くなにすとか妹(いも)に逢はずて我(あ)がひと...
やり‐つ・ける【遣り付ける】
[動カ下一][文]やりつ・く[カ下二] 1 いつもするのに慣れている。しなれている。「病人の世話は—・けている」 2 うちまかす。やっつける。「若し間違ったら是れで—・けるのだ」〈鉄腸・花間鶯〉...
やり‐みず【遣り水】
1 水を庭の植え込みや盆栽などに与えること。みずやり。 2 寝殿造りの庭園などで、外から水を引き入れてつくった流れ。
ゆう‐たまぐさ【夕玉草】
竹の葉におく露の異称。「月に聞く—の秋風に音はいつ頃寝覚めとはまし」〈蔵玉集〉
ゆか【床/牀】
1 建物の内で、根太(ねだ)を立て、地面より高く板を張った部分。そのままで、また畳や敷物などを敷いて生活する。また、広く建物の内で、人の立ったり歩いたりする底面。 2 劇場で、義太夫節の太夫と三...
ゆき‐かか・る【行(き)掛(か)る】
[動ラ五(四)] 1 行きはじめる。いきかかる。「—・って引き返す」 2 行って、そこにさしかかる。通りかかる。いきかかる。「店の前を—・る」 3 行って関係する。いきかかる。「さだ過ぎ給へりし...
ゆ‐ぎょう【遊行】
[名](スル) 1 出歩くこと。歩き回ること。「中川べりに—したり寝転んだりして」〈露伴・蘆声〉 2 僧などが布教や修行のために諸国を巡り歩くこと。行脚(あんぎゃ)。 [補説]書名別項。→遊行
ゆすり‐おこ・す【揺すり起(こ)す】
[動サ五(四)]眠っている人をゆり動かして目を覚まさせる。ゆりおこす。「寝入った子供を—・す」
ゆ‐たんぽ【湯湯婆】
《「たん(湯)」「ぽ(婆)」は唐音》暖房用具の一。金属・陶器製で、中に湯を入れて寝床や足を暖める。たんぽ。《季 冬》