しゃっ‐くつ【尺屈】
手首の関節を小指の方向(尺骨のある側)に曲げること。手首を内転させること。逆方向への動きを「橈屈(とうくつ)」という。
しゃっ‐こつ【尺骨】
ひじから手首まである2本の前腕骨のうち、小指側にある長管状骨。平行する橈骨(とうこつ)よりも長い。
しゃっこつ‐じょうみゃく【尺骨静脈】
尺骨動脈の両側を走る、2本で一対の静脈。上腕の内側の血液を集めながら上行し、肘関節付近で橈骨静脈と合流し、上腕静脈となる。
しゃっこつ‐どうみゃく【尺骨動脈】
肘窩で上腕動脈から分かれる動脈の一つ。前腕の小指側を尺骨に沿って下行し、手掌で橈骨動脈の浅掌枝と合流して浅掌動脈弓を形成する。
せき【尺】
⇒しゃく(尺)
せき【尺】
⇒しゃく
せき‐いつ【尺一】
1 1尺1寸(約33.3センチ)。しゃくいち。 2 《中国上代に詔書を写すのに1尺1寸の長さの板を用いたことから》詔書。みことのり。
せき‐しょ【尺書】
短い文書や手紙。寸書。
せきしん‐じんたい【尺進尋退】
1尺進んで、1尋(ひろ)退くこと。得るところが少なく、失うものの多いことのたとえ。寸進尺退。
せき‐すん【尺寸】
《1尺と1寸の意から》ほんのわずかの長さや広さであること。また、わずかなこと。ささいなこと。しゃくすん。「—の地」「—の兵」