ばん‐や【番屋】
1 番人の詰めている小屋。 2 江戸時代、自身番のいた小屋。 3 知床半島で、漁師が夏の漁の間に泊まりこんだり、作業をしたりする小屋。
ぱくり‐や【ぱくり屋】
手形割引や資金の融通を材料として詐欺・横領・脅迫行為などを行う者。
ひがき‐とんや【菱垣問屋】
菱垣廻船を運用して江戸と大坂との間の荷物を廻漕した問屋。弘化3年(1846)からは、同年結成の九店仲間差配となった。菱垣廻船問屋。
ひきて‐ぢゃや【引(き)手茶屋】
遊郭で、客を遊女屋へ案内する茶屋。
ひきゃく‐どんや【飛脚問屋】
江戸時代、町飛脚の仕立てを業とした問屋。飛脚屋。ひきゃくどいや。
ひきゃく‐や【飛脚屋】
1 飛脚を職業とする人。 2 「飛脚問屋」に同じ。
ひたき‐や【火焼き屋】
1 宮中で、庭火・かがり火をたいて夜を守る衛士(えじ)の詰めていた小屋。 2 宮中・野の宮などで、斎火(いむび)を起こし、神饌(しんせん)を調理する建物。
ひと‐や【獄/囚獄/人屋】
罪人を捕らえて閉じ込めておく建物。牢屋。牢獄。「罪人が—の内に押籠められたと同じように」〈藤村・破戒〉
ひにく‐や【皮肉屋】
何かとよく皮肉を言う人。
ひにん‐ごや【非人小屋】
1 非人1の住んだ小屋。 2 江戸時代、幕府・諸藩が非人1を収容するために設けた施設。非人溜(ため)。