たむら【屯/党】
「たむろ1」に同じ。「人皆—有り」〈推古紀〉
たむろ【屯】
1 仲間や同じ職業の人々などが寄り集まっていること。また、その集団・場所。 2 明治時代、特に巡査の詰めている所。駐在所。「—へ訴えて出るがいい」〈逍遥・内地雑居未来之夢〉
たむろ‐じょ【屯所】
たむろする所。巡査や兵隊の駐在所。とんしょ。「巡査(おまわり)さんにつかまって、—へ留められて」〈総生寛・西洋道中膝栗毛〉
たむろ・する【屯する】
[動サ変][文]たむろ・す[サ変] 1 一つ所に大ぜいの人が集まる。「盛り場に—・する若者」 2 兵隊が群れ集まる。「兵は宮殿外東西にはなれて—・した」〈中勘助・鳥の物語〉
とん【屯】
[常用漢字] [音]トン(漢) [訓]たむろ 多くの人が群がり集まる。たむろする。「屯営・屯所/駐屯」 [名のり]みつ・むら・より [難読]屯倉(みやけ)
トン【ton】
1 質量の単位。記号t。 ㋐メートル法で、1トンは1000キログラム。仏トン。グラムトン。メートルトン。 ㋑英トン。ヤードポンド法で、1トンは2240ポンド、すなわち約1016キログラム。ロング...
とん‐えい【屯営】
[名](スル)兵士がたむろすること。また、その場所。兵営。屯所。「機動部隊が—する」
とん‐ざい【屯在】
[名](スル)多くの者が集まっていること。たむろしていること。「兵士を—せしむる其地には」〈福沢・福翁百話〉
とん‐しゅう【屯集】
[名](スル)群れ集まりたむろすること。「筑波辺に—した賊徒どものうち」〈藤村・夜明け前〉
とん‐しょ【屯所】
1 兵士などが詰めている所。 2 明治初めの警察署の称。