ふで‐いし【筆石】
古生代オルドビス紀・シルル紀に栄えた半索動物に属すると考えられる化石動物。キチン質の外殻がのこぎり状の枝をつくり、さらに枝が集まって群体を形成。名称は、岩の表面に文字が描かれているように見えるこ...
ふとだま‐の‐みこと【太玉命/布刀玉命】
日本神話で、高皇産霊神(たかみむすびのかみ)の子。天照大神が天の岩屋に隠れた際、天児屋命(あまのこやねのみこと)とその出現を祈請し、また、天孫降臨に五伴緒神(いつとものおのかみ)の一として随従し...
ふどう‐みょうおう【不動明王】
《(梵)Acalanāthaの訳》五大明王・八大明王の主尊。大日如来の命を受けて魔軍を撃退し、災害悪毒を除き、煩悩(ぼんのう)を断ち切り、行者を守り、諸願を満足させる。右手に利剣、左手に縄を持ち...
ふな‐しろ【船代】
伊勢の皇大神宮の樋代(ひしろ)を奉安する箱。岩船(いわふね)の形に作られる。みふなしろ。
ふな‐むし【船虫】
等脚目フナムシ科の甲殻類。多く海岸の岩石の間などに群れをなしてすみ、体長4センチくらい。体は小判形で、横長の体節に分かれ、胸脚は七対ある。《季 夏》「—に心遊ばせ月を待つ/亜浪」
ふ‐のり【布海苔/海蘿】
フノリ科の紅藻の総称。フクロフノリ・マフノリ・ハナフノリなどがある。主に波の荒い外海の岩などに、冬から春にかけて繁茂。体は暗紅色か黄紅色の円柱状などで、枝分かれする。板状に加工され、煮溶かして主...
ふへき‐しゅん【斧劈皴】
山水画における皴法(しゅんぽう)の一。鋭い側筆で、斧(おの)で割ったように峻厳(しゅんげん)な山肌や岩面を表すもの。
ふゆうせい‐ゆうこうちゅう【浮遊性有孔虫】
プランクトンとして浮遊生活を送る有孔虫の総称。現生では底生有孔虫に比べて少ない。陸からの砂や泥が流れ込まない海底に堆積し、石灰質軟泥となる。また、堆積岩中に微化石として見つかり、太古の海洋環境を...
フラクチャー【fracture】
1 破損。破砕。断裂。 2 地球科学で、地殻や岩石に生じた割れ目の総称。断層や節理などを含む。
フランケ【(ドイツ)Flanke】
登山で、岩稜などの側壁。