うしけ‐のり【牛毛海苔】
ウシケノリ科の紅藻。冬、海岸の岩や貝殻の上に密集してつく。毛状で、黒紫色または紫褐色で乾くと漆のようなつやがある。
うち‐だんねつ【内断熱】
住宅の断熱工法の一。断熱材が構造物よりも内側にあるものをいう。柱と柱の間に岩綿(ロックウール)などの断熱材をはさみ込む工法が一般的。→外断熱
ウチヒサール【Uçhisar】
トルコ中央部、カッパドキア地方の村。トルコ語で「尖った砦」を意味し、村の中央にそびえる岩山は、古くから要塞として利用された。岩山には「鳩の家」と呼ばれる無数の小さい穴があり、ぶどう畑の肥料に使う...
うちゅう‐ふうか【宇宙風化】
宇宙空間で起こる風化。空気がない天体の表面で太陽風、宇宙線、微小隕石の衝突によって岩石や鉱物が変質する作用をさす。月面のほか、探査機はやぶさがサンプル採取を試みた小惑星イトカワの表面で起きている...
うちょう‐らん【羽蝶蘭】
ラン科の多年草。山地の岩場などに生え、高さ10〜20センチ。葉は線形。6、7月ごろ、長い距(きょ)をもつ紅紫色の花が咲く。いわらん。
うっそり
[副]心を奪われてぼうっとしているさま。「凩(こがらし)の吹く世の中を忘れたように、—として歩いて行く」〈芥川・枯野抄〉
[名・形動]《近世語》ぼんやりしていること。うっかりしていること。ま...
うつお【空/虚/洞】
1 中がからになっていること。また、そのようなもの。うつろ。うろ。「この唐櫃(からびつ)をこそ心にくく思ひつれども、これも—にて物なかりけり」〈今昔・二九・一二〉 2 岩や樹木にできた空洞。ほら...
うつくし‐が‐はら【美ヶ原】
長野県松本市の東方にある溶岩台地の高原。標高約2000メートル。レンゲツツジをはじめ植物の種類に富む。四周の眺望にすぐれた観光地。
うつぼ【鱓】
1 ウツボ科の海水魚。全長約90センチ。体色は黄褐色の地に暗褐色の不規則な横じまがある。本州中部以南の岩礁にすむ。食用。皮はなめし革とする。きだこ。 2 ウナギ目ウツボ科の海水魚の総称。体はウナ...
うのあし‐がい【鵜の足貝】
ツタノハガイ科の巻き貝。潮間帯の岩礁に付着。殻径3センチくらい。貝殻は笠形で、周縁から7本内外の太い肋(ろく)が水鳥の足状に伸びる。うのあし。