めいいたいほうろく【明夷待訪録】
中国、明末・清初の思想書。全1巻13編。黄宗羲(こうそうぎ)著。1663年成立。明の遺臣として満州民族王朝である清の専制君主政治を激しく批判したもの。清末の革命運動に大きな影響を与えた。
めいごうおうらい【明衡往来】
平安後期の往来物。2巻または3巻。藤原明衡(ふじわらのあきひら)著。成立年未詳。漢文で書かれた男子用の書簡文例集。現存の往来物では最古。雲州消息。雲州往来。
めい‐ぶつ【名物】
1 その土地で名高い産物。名産。 2 その土地や社会で、特有な物事や評判になっている人。「ロンドン—の霧」「—教師」 3 茶道具類で、美術的、歴史的価値においてすぐれたもの。利休以前のものを大(...
めいりん‐かん【明倫館】
江戸時代の藩校。諸藩に同名のものがあるが、長州藩のものが有名。
めいりん‐どう【明倫堂】
江戸時代の藩校。諸藩に同名のものがあるが、尾州藩と加賀藩のものが有名。
めかり‐じんじゃ【和布刈神社】
福岡県北九州市にある神社。旧県社。祭神は、比売大神(ひめおおかみ)、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)ほか。仲哀天皇または神功皇后の創建と伝えられる。和布刈の神事で名高い。隼人明神。速戸社。
めかり‐の‐しんじ【和布刈(り)の神事】
山口県下関市の住吉神社と、福岡県北九州市の和布刈神社で、陰暦の大晦日(おおみそか)から元旦にかけて行われる神事。夜中の干潮時に神官が海に入ってワカメを刈り取り、神前に供える。《季 冬》
めがね‐え【眼鏡絵】
覗(のぞ)きからくりなどに用いるため、透視図法で描かれた絵。17世紀に欧州で流行、18世紀前半に中国を経て日本に伝来し、円山応挙(まるやまおうきょ)・司馬江漢(しばこうかん)らも制作。
めがね‐ばし【眼鏡橋】
石造りで半円形が二つ並んだ形の橋。寛永11年(1634)に中国僧如定が伝え、長崎を中心に九州各地にみられるようになり、明治初期には東京でも造られた。
メガラヤ【Meghalay】
インド東部にある州。ベンガル平野に突出する山岳部を占め、南をバングラデシュと接する。年間降水量世界最多の記録で知られるチェラプンジがある。1972年にアッサム州から分離した。州都はシロン。メガーラヤ。