いけのもくず【池の藻屑】
江戸中期の歴史物語。14巻。荒木田麗女(あらきだれいじょ)著。明和8年(1771)成立。増鏡のあとを受けて、後醍醐天皇から後陽成天皇まで14代270年間の歴史を、老尼が物語る体裁をとる。
いざよいにっき【十六夜日記】
鎌倉中期の紀行。1巻。阿仏尼(あぶつに)著。実子藤原為相(ためすけ)と継子為氏(ためうじ)との領地相続争いの訴訟のために、弘安2年(1279)、京都から鎌倉へ下った時の旅日記と鎌倉滞在中の記録。...
いざよいばし【十六夜橋】
石牟礼道子の小説。不知火(しらぬい)の海辺に住む男とそれを取り巻く3代の女達を描く。平成4年(1992)刊行。平成5年(1993)、第3回紫式部文学賞受賞。
いしがき‐じま【石垣島】
沖縄県、八重山諸島の主島。サンゴ礁で取り巻かれ、西方の西表島までの浅海は堡礁(ほしょう)をなす。
いしだたみ‐がい【石畳貝】
ニシキウズガイ科の巻き貝。日本各地の潮間帯の岩礁に多い。貝殻は長卵形で厚く、殻高約3センチ。殻表は緑褐色で石畳状の刻み目がある。食用。
いしなかせんせいぎょうじょうき【石中先生行状記】
石坂洋次郎の短編小説集。昭和23年(1948)から昭和29年(1954)連載。青森県に疎開していた小説家、石中先生の体験を描く。全4巻。昭和25年(1950)、昭和41年(1966)に映画化され...
いしのまき【石巻】
宮城県中東部の市。北上川河口にあり、石巻湾に面する。中世には城下町、江戸時代は米の積み出し港として栄えた。漁業・水産加工や製紙工業が盛ん。平成17年(2005)4月、周辺6町と合併。人口16.1...
いしのまき‐こう【石巻港】
宮城県石巻市、石巻湾にある港。重要港湾の一つで、管理者は宮城県。木材・製鉄などの産業を支える工業港として機能する。付近にある石巻漁港はエビ・カジキ・サメなどの水揚げ量が多く、また三陸沖漁業・マグ...
いしのまき‐し【石巻市】
⇒石巻
いしのまき‐せんしゅうだいがく【石巻専修大学】
宮城県石巻市にある私立大学。専修大学を母体として、平成元年(1989)開学。