くに‐の‐おや【国の親】
1 天皇。また、太上天皇。「—となりて、帝王の上なき位に」〈源・桐壺〉 2 皇后。また、天皇の生母。国母(こくも)。「—ともて騒がれ給ひ」〈紫式部日記〉
くらい‐の‐やま【位の山】
1 帝王の位の抜き出たさまを山にたとえていう語。「すべらぎの—の小松原今年や千代のはじめなるらん」〈続古今・賀〉 2 「くらいやま」に同じ。「こ紫たなびく雲をしるべにて—の峰をたづねむ」〈拾遺・雑賀〉
くらり
[副] 1 めまいのするさま。くらっと。「ライトに照らされ—とする」 2 物事が突然大きく変わるさま。「はては—と失せにけり」〈五代帝王物語〉
くれ【暗】
1 暗いこと。また、暗く陰になっているところ。「天の原富士の柴山木(こ)の—の時ゆつりなば逢はずかもあらむ」〈万・三三五五〉 2 秩序が乱れていること。「京中おびただしき—にてぞ有りし」〈五代帝...
くん‐しゅ【君主】
世襲により国家を治める最高位の人。天子。王。皇帝。帝王。
くん‐のう【君王】
《「くんおう」の連声》天子・帝王のこと。君主。王。
ぐんしょるいじゅう【群書類従】
江戸後期の叢書。正編530巻。続編1150巻。塙保己一(はなわほきいち)編。正編は文政2年(1819)、続編は明治44年(1911)に刊行完了。古代から近世初期までの国書を神祇・帝王など25の部...
けい‐りょう【慶陵】
中国、内モンゴル自治区ワールインマンハ山にある、遼(りょう)代の帝王陵。聖宗の永慶陵、興宗の永興陵、道宗の永福陵の三陵がある。
こう‐おく【黄屋】
《裏に黄色の絹を張ったところから》昔、中国で天子の乗る車をおおう、きぬがさ。転じて、天子・帝王を敬っていう語。
こう‐しょ【鴻緒】
1 帝王が国を治める事業。 2 帝王の系統。