おび【帯】
《身に帯びるものの意》 1 和服を着るとき、腰の辺りに巻いて結ぶ細長い布。「—を結ぶ」「—を緩める」 2 岩田帯。また、それを巻くこと。 3 1に似た形のもの。帯紙の類。 4 「帯番組」の略。 ...
おび‐あげ【帯揚(げ)】
女帯の結び目が下がらないように、帯の中の結び目に当てて形を整え、後ろから前へ回して締める小幅の布。背負(しょい)揚げ。
おび‐いた【帯板】
1 帯状の板・鉄板など。 2 女性が帯を締めるとき、前側の帯の間に入れて形を整えるための板状の小物。前板。
おび‐いわい【帯祝(い)】
妊娠5か月目の戌(いぬ)の日に安産を祈って、妊婦が岩田帯を締める儀礼。
おび‐うら【帯占】
「常陸帯(ひたちおび)」に同じ。
おび‐おや【帯親】
1 帯解きの祝いに仮親になる人。 2 帯祝いのとき、妊婦に帯をつけてやる人。
おび‐かけ【帯掛(け)】
1 江戸時代、奥女中などが用いた帯留め。 2 岩田帯を締めること。帯祝い。
おび‐かれは【帯枯葉蛾】
カレハガ科のガ。全体に茶褐色で、前翅(まえばね)に、雄では2本の褐色の線、雌では褐色の幅広い1本の帯がある。卵は梅などの小枝に帯状に産み付けられて越冬する。春に孵化(ふか)し、若齢幼虫は木の枝分...
おび‐かわ【帯皮/帯革】
1 革製の帯。ベルト。バンド。かわおび。 2 機械で、動力を伝えるベルト。調べ革。
おび‐がね【帯金】
1 容器などに巻き付ける帯状の金具。「ビヤ樽の—」 2 刀を帯に結びつける緒を通すために、鞘(さや)につけてある鐶(かん)。 3 女帯を結ぶとき、左右を結ぶ代わりに、重ね合わせて挟み留めるのに用...