ぎょく‐ちょう【玉帳】
1 玉で飾ったとばり。また、美しいとばり。 2 将軍の幕営。 3 芸者・娼妓(しょうぎ)の玉代(ぎょくだい)を記入する帳簿。
ぎょけい‐ちょう【御慶帳】
門口などに置いて、年賀の客の氏名を記帳してもらうための帳面。
くがつ‐がや【九月蚊帳】
秋になってもまだつっている蚊帳。《季 秋》
く‐ちょう【句帳】
作句を記しておく手帳。
くび‐ちょう【首帳】
合戦のときに討ち取った首と、これを取った者の名前を記した帳面。首注文。
くろがね‐の‐ちょう【鉄の帳】
閻魔(えんま)の庁で、地獄に送る罪人の名を書いてあるという鉄の帳面。「かくまで重き罪科(つみとが)の、閻魔の前には—に付くと聞くものを」〈浄・卯月の紅葉〉
ぐんたい‐てちょう【軍隊手帳】
旧日本陸海軍の下士官・兵に交付された手帳。各人の身分を証明した。 [補説]「軍隊手牒」とも書く。
けいさつ‐てちょう【警察手帳】
警察官が職務上所持し、その身分を証明することのできる手帳。
けい‐ちょう【計帳】
律令制で、調・庸を賦課するため国ごとに毎年作成された帳簿。戸主に戸口の氏名・年齢・性別、課・不課の別などを申告させ、国司がまとめて国内の人口・調口数・調庸などを算出した。
けんち‐ちょう【検地帳】
検地の結果を書き記した土地台帳。縄帳。水帳(みずちょう)。