へい‐でん【幣殿】
神社で、参詣者が幣帛(へいはく)をささげる社殿。拝殿と本殿との中間にある。
へい‐はく【幣帛】
神社で、神前に奉献するものの総称。みてぐら。ぬさ。
へい‐ぶつ【幣物】
⇒へいもつ(幣物)
へい‐もつ【幣物】
1 神前にささげる供物。幣帛(へいはく)。へいぶつ。 2 贈り物。進物。聘物(へいもつ)。へいぶつ。
まい【幣】
謝礼として贈る物。また、神に供える物。まいない。「若ければ道行き知らじ—はせむしたへの使ひ負ひて通らせ」〈万・九〇五〉
み‐てぐら【幣/幣帛】
《「御手座(みてぐら)」の意という。「みてくら」とも》神に奉納する物の総称。布帛(ふはく)・紙・玉・兵器・貨幣・器物・獣類など。また、のちには御幣をもいう。幣束。幣帛(へいはく)。ぬさ。
みてぐら‐を【幣を】
[枕]みてぐらを神前に並べる意から、「奈良」にかかる。「—奈良より出でて」〈万・三二三〇〉