たかむらものがたり【篁物語】
物語。1巻。作者未詳。成立年代については平安中期から鎌倉初期まで諸説ある。小野篁の生涯を描いた、2部からなる実録風の短編物語。小野篁集。篁日記。
たき‐ぐち【滝口】
1 滝が落ちはじめる所。滝の落ち口。 2 清涼殿の北東にある、御溝水(みかわみず)の落ちる所。 3 平安・鎌倉時代、蔵人所(くろうどどころ)に属し、2の詰め所にいて、宮中の警衛に当たった武士。滝...
たきもの‐あわせ【薫物合(わ)せ】
種々の練り香を持ち寄り、それをたいて優劣を争う平安時代の宮廷遊戯。→香合わせ
たけとりものがたり【竹取物語】
平安初期の物語。1巻。作者・成立年未詳。竹取翁(たけとりのおきな)によって竹の中から見いだされ、育てられたかぐや姫が、五人の貴公子の求婚を退け、帝の召命にも応じず、八月十五夜に月の世界へ帰る。仮...
たけやまち‐どおり【竹屋町通り】
京都市街地を東西に走る道路の呼び名。丸太町通り南側の小路で、二条城の北堀に沿う。全長約3.1キロ。平安京の大炊御門(おおいのみかど)大路にあたる。
たこやくし‐どおり【蛸薬師通り】
京都市街地を東西に走る道路の呼び名。六角通りと錦小路通りの間の通り。全長約3.5キロ。堀川通りの手前に空也堂がある。平安京の四条坊門(しじょうぼうもん)小路にあたる。
たたみ【畳】
1 和室の床に敷くもの。わらを重ねて麻糸で締めた床(とこ)に、藺草(いぐさ)で編んだ表をつけ、ふつう、両縁に布でへりをつける。 2 履物の表につける、藺草・籐(とう)・竹の皮などで編んだもの。 ...
たち【太刀/大刀】
《「断ち」の意》 1 長大な刀剣の総称。短小の「かたな」に対していう。 2 刃を下に向けて腰につり下げる長大な刀剣。刃を上に向けて帯にさす「かたな」に対していう。 [補説]本来は平安中期ごろまで...
たちかわ‐りゅう【立川流】
真言密教の一派と陰陽道(おんようどう)との混合により成立した流派。性的な結合を唱える邪教とされた。平安後期、武蔵国立川の陰陽師が唱え、文観(もんかん)が広めて大流行したが、慶長以後ほとんど絶えた。
たっち‐もん【達智門】
《「だっちもん」とも》平安京大内裏外郭十二門の一。北面し、偉鑒門(いかんもん)の東にある。たじいもん。たていもん。