ようじゃく‐ホルモン【幼若ホルモン】
昆虫のアラタ体から分泌されるホルモン。幼虫の形質を保持し、前胸腺と共同する場合は脱皮を促進する。分泌が低下すると、前胸腺の働きが強まってさなぎか成虫になる。成虫では生殖腺の成熟を引き起こす。アラ...
よう‐せい【幼生】
動物の個体発生で、胚(はい)から成体に至る中間の時期にあり、成体と著しく異なる形態・生活様式をとるもの。カエルになる前のオタマジャクシなど。昆虫では幼虫ともいう。
ようせい‐きかん【幼生器官】
動物の幼生期にはあるが、変態後に消失する器官。おたまじゃくしの尾・えら、芋虫の腹脚など。一時的器官。
ようせい‐せいしょく【幼生生殖】
幼生の段階で体内の卵細胞が発生を始める現象。単為生殖の一種。吸虫やタマバエなどでみられる。
よう‐たい【幼体】
成体に至る前の状態の生物。幼生。
ようち‐えん【幼稚園】
学校教育法による学校の一。満3歳から小学校入学までの幼児のための教育機関。心身の発達をはかり、集団生活に慣れさせることを目的とする。1840年、ドイツ人フレーベルによって創始された。
ようちえん‐ご【幼稚園語】
幼稚園で、教諭や園児が使う独特の語や言い回し。→幼児語 [補説]接頭語「お」の多用、また「お泊まりする」「お絵描きする」などの例がある。
よう‐ちゅう【幼沖/幼冲】
[名・形動]《「沖」「冲」は、おさない意》おさないこと。また、そのさま。幼少。「七代将軍—にして死去す」〈田口卯吉・日本開化小史〉
よう‐ちゅう【幼虫】
昆虫・クモなどの幼生。完全変態をする昆虫ではさなぎになるまで、不完全変態昆虫では成虫になるまでの段階をいう。
ようちゅう‐いこうしょう【幼虫移行症】
人に寄生した寄生虫が、幼虫のまま体内の臓器や組織を移動することによって引き起こす諸症状。人を終結宿主としない寄生虫にみられ、アニサキス、イヌ糸状虫、広東住血線虫、マンソン裂頭条虫などの人獣共通感...