つつが‐むし【恙虫】
ダニ目ツツガムシ科のケダニの総称。成虫は体長1〜2ミリ、体表に多数の毛が生えている。幼虫は野ネズミに寄生し、時に人間を吸血して恙虫病を媒介する。アカツツガムシ・タテツツガムシなどがある。ようちゅう。
つづり‐が【綴蛾】
メイガ科のガ。翅(はね)の開張約3センチ。雌の前翅の中央に黒点が一つある。幼虫は米を食害し、糸を出してつづり合わせ巣を作る。一点穀蛾(いってんこくが)。
つと‐が【苞蛾】
メイガ科のガ。前翅(まえばね)は灰褐色、後ろ翅は白色。幼虫は稲や芝を食害する。
つなし
コノシロの幼魚の古名。「松田江の浜行き暮らし—捕る氷見(ひみ)の江過ぎて」〈万・四〇一一〉
つの‐とんぼ【角蜻蛉】
脈翅(みゃくし)目ツノトンボ科の昆虫。夏、草原を飛び、体長3センチくらいでトンボに似るが、触角は長くて先端が膨れ、翅(はね)を屋根状にたたんで休む。体は黄褐色で、背に縦の黄色の帯がある。幼虫はア...
つ‐ばす【津走】
(関西地方で)ブリの幼魚。《季 夏》
つまき‐ちょう【褄黄蝶】
シロチョウ科のチョウ。翅(はね)は開張約5センチ、白色で、前翅の先がとがり、雄ではここが橙黄色。裏面に雲状斑がある。幼虫の食草はタネツケバナなど。九州以北に分布。
つめ‐あ・う【詰(め)合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 乗り物などで、互いにすきまを詰める。「—・って座席にかける」 2 同じ所に出勤している。同じ場所に集まっている。「—・ひ居りし我々ども」〈伎・上野初花〉 3 論じ合って互...
つり‐あぶ【吊虻/釣虻/長吻虻】
双翅(そうし)目ツリアブ科の昆虫の総称。飛びながら長い口吻(こうふん)を出して花の蜜を吸う。はねを速く動かして飛ぶようすが、糸でつるされているように見えるのでこの名がある。幼虫は他の昆虫の卵・幼...
てあしくち‐びょう【手足口病】
コクサッキーウイルスなどの感染により、手・足や口の中に小さな水疱(すいほう)性の発疹(ほっしん)ができる病気。数週間で治る。幼児に多い。