ちこつ‐きゅう【恥骨弓】
骨盤の恥骨結合部で左右の恥骨下枝がつくる弓状の部分。→恥骨
つい‐きゅう【椎弓】
椎骨の一部で、椎体の両側から後方に出ている橋状の部分。この後面中央に棘(きょく)突起、左右に横突起、上下に各関節突起が出る。
つき‐ゆみ【槻弓】
槻の木で作った弓。つくゆみ。「梓(あづさ)弓ま弓—年を経てわがせしがごとうるはしみせよ」〈伊勢・二四〉
つく‐ゆみ【槻弓】
「つきゆみ」に同じ。「—の臥(こ)やる臥やりも梓弓起(た)てり起てりも」〈記・下〉
つく‐ゆみ【銑弓】
銑(つく)をつけた弓。
つの‐ゆみ【角弓】
筈(はず)を角でつくった弓。〈和名抄〉
つよ‐ゆみ【強弓】
弦(つる)の張りの強い弓。また、それをひきこなす人。ごうきゅう。「いかなる—が射けれども矢一つもなかりけり」〈太平記・三三〉
てっ‐きゅう【鉄灸】
(「鉄弓」「鉄橋」とも書く)火の上にかけ渡して魚などをあぶるのに用いる、細い鉄の棒。また、細い鉄線を格子状に編んだもの。鉄架。てっきょう。
てん‐きゅう【天弓】
虹(にじ)。
てんじょう‐の‐のりゆみ【殿上の賭弓】
正月18日の恒例の賭弓とは別に、臨時に殿上の侍臣に弓を射させて、天皇が御覧になった行事。