のし‐き・る【伸し切る】
[動ラ四]存分に振る舞う。また、威張る。「町内に—・って、何処へも搦む二枚糸強がってなりませぬ」〈緑雨・門三味線〉
のじ‐いた【野地板】
垂木(たるき)の上に野地として張る板。野地。
のり‐ばり【糊張り/糊貼り】
[名](スル) 1 布につやをつけたり伸ばしたりするために、糊をつけて板に張ること。 2 糊で物と物とを貼りつけること。また、そのもの。
は‐がさね【羽重ね】
1 鳥が一つの羽の上に他の羽を重ねること。 2 壁板・天井板などを張るときに、一端を他の板の端に重ね合わせて並べること。
は・く【著く/着く】
[動カ四]弓に弦を張る。「陸奥(みちのく)の安太多良真弓(あだたらまゆみ)はじき置きてせらしめ来なば弦(つら)—・かめかも」〈万・三四三七〉 [動カ下二]に同じ。「陸奥の安達太良真弓(あだ...
はず‐お【筈緒】
船の帆柱の先端から船首にかけて張る太い綱。
はた‐ば・る【端張る】
[動ラ四] 1 幅が広くなる。広がる。「青鈍(あをにび)の指貫の—・りたる、白き衣ども」〈春曙抄本枕・一〇六〉 2 大きく構える。威張る。「執権の威を—・り」〈浄・源頼家源実朝鎌倉三代記〉
這(は)っても黒豆(くろまめ)
黒いものが這い出しても、虫であると認めず、黒豆であると言い張ること。間違っていても、強情に自説を曲げないことのたとえ。
はね‐だすき【撥ね襷】
歌舞伎で、荒事(あらごと)の扮装に用いる紅白・紫白の太い襷。芯(しん)に針金を入れ、結び目の輪や先端がぴんと張るようになっている。
はば‐き【幅木/脛木】
壁の下部の、床と接する部分に張る横木。損傷を防ぐためのもの。