ある‐べか・し【有るべかし】
[形シク]《動詞「あり」の連体形に推量の助動詞「べし」が付いたものの形容詞化》そのようであるのがふさわしい。それ相応のさまだ。理想的だ。「御厨子所など—・しき事どもを」〈源・手習〉
あわあわ‐し・い【淡淡しい】
[形][文]あはあは・し[シク]《形容詞「あわい」を強めた語》 1 味や色などが薄い。また、ほのかである。「手足の色は白くあるいは—・い栗色をしている」〈中野重治・歌のわかれ〉 「この青年に一種...
あわつけ・し【淡つけし】
[形ク]《形容動詞「淡つか」と同語源か》心・動作・そぶりが軽々しい。落ち着きがない。思慮が足りない。「ゆくりなく—・き振る舞ひは」〈夜の寝覚・一〉
あわよく‐ば
[連語]《形容詞「あわよい」の未然形+接続助詞「ば」》運がよければ。よい機会が得られれば。うまくいけば。「—大金をせしめてやろう」
アンビエント【ambient】
《原義は「環境の、周囲の」》「アンビエントミュージック」の略。 [補説]俗に、形容動詞化して「アンビエントな曲」のように用いられることもある。
アーシー【earthy】
[形動] 土の香りのするような感じだ。どろ臭い。主に黒人音楽のリズム‐アンド‐ブルース・ゴスペル・ソウルなどの野性的で素朴なサウンドを形容するのに用いる。「骨太で—なロック」「—な演奏」
いかが‐し・い【如何しい】
[形][文]いかが・し[シク]《「いかが」の形容詞化》 1 どうであろうかと疑われる。不安だ。いかがわしい。「アマリ—・イカライタシマセン」〈和英語林集成〉 「内々(ないない)のことを、他人中(...
いかつ・い【厳つい】
[形][文]いかつ・し[ク]《「いかつ」の形容詞化》ごつごつして、やわらかみがない。「—・い手」 [派生]いかつげ[形動]いかつさ[名]
いか‐な・り【如何なり】
[動ラ変]《「いかにあり」から》 1 どのようだ。どんなだ。「かかる人々のすゑずゑ—・りけむ」〈源・末摘花〉 2 どういうわけだ。どうしてだ。「女君も—・るらむとおぼす」〈落窪・一〉 3 反語の...
いきづか・し【息衝かし】
[形シク]《動詞「いきづく」の形容詞化》ため息が出そうである。嘆かわしい。「波の上ゆ見ゆる小島の雲隠りあな—・し相別れなば」〈万・一四五四〉