よかれ【善かれ】
《形容詞「よし」の命令形》よくあってほしい。うまくいってくれ。「—と思ってしたことだ」
よく【善く/良く/好く/能く/克く】
[副]《形容詞「よい」の連用形から》 1 念を入れてするさま。十分に。「歯を—磨く」「—勉強しなさい」 2 程度がはなはだしいさま。非常に。たいそう。「あの親子は—似ている」 3 その状態・条件...
よさ‐げ【良さげ/善さげ】
[形動]《形容詞「よい」の名詞形「よさ」に接尾語「げ」の付いた語》俗に、よさそうなようすだ。よさそうである。「けっこう—な番組」「気持ち—に歌う」→さりげない[補説] →何気ない[補説]
よし【縦】
[副]《形容詞「よし」から。「可(よ)し」と仮に許す意》 1 (仮定の表現を伴って)仮に。たとえ。よしんば。万一。「—解った処が仕様の無い話で」〈小杉天外・はやり唄〉 2 満足ではないがやむをえ...
よ‐づかわ・し【世付かはし】
[形シク]《動詞「よづ(世付)く」の形容詞化》男女の情に通じているようである。「—・しう軽々しき名の立ち給ふべきを」〈源・夕霧〉
よどみ‐なく【淀み無く/澱み無く】
[副]《形容詞「淀み無い」の連用形から》つかえることなく、すらすらと進むさま。「長文を—読む」
よみ・する【嘉する/善みする】
[動サ変][文]よみ・す[サ変]《「よみ」は、形容詞「よし」の語幹+接尾語「み」》よしとしてほめたたえる。「バイロンの一生は到底神の—・するものとも思われない」〈藤村・桜の実の熟する時〉
よら・し【宜し/良らし】
[形シク]《動詞「寄る」の形容詞化。近寄りたくなるようなさま、が原義》好ましい。「石椎いもち今撃たば—・し」〈記・中・歌謡〉
よろし・い【宜しい】
[形][文]よろ・し[シク]《動詞「寄る」の形容詞化、または「よらし」の音変化》 1 《「よい」の丁寧な言い方》 ㋐能力や質がすぐれているさま。程度が高い。「仕上がりはこちらが—・い」「御子息は...
よろしき【宜しき】
《形容詞「よろし」の連体形から》ある状況や程度にふさわしいこと。ちょうどよいこと。適切なこと。「指導—を得る」