おおばん‐ざ【大判座】
江戸時代、幕府の命を受け、大判鋳造をつかさどった役所。京都の後藤徳乗がその特権を与えられ、後藤家が代々世襲。
おっ‐そ【越訴】
1 江戸時代、管轄の役所・役人を越えて上級の官司に提訴したこと。直訴(じきそ)・駆け込み訴えはこの類。 2 中世、敗訴人が裁判に誤りがあるとの理由で、上訴・再審請求をしたこと。
お‐ふれ【御触れ】
《多くの人にふれてまわる意から》 1 (「御布令」とも書く)役所などから一般民衆に出す布告。「集会禁止の—が出る」 2 「御触書」の略。
おもて‐むき【表向き】
1 内実とは違った、世間に対する名目。うわべ。表面上。副詞的にも用いる。「—の理由」「—出張ということにしておく」 2 表立つこと。表ざた。「この話は—にしないでもらいたい」 3 政府・役所など...
おやくしょ‐しごと【御役所仕事】
とかく形式的で不親切・非能率になりがちな役所の仕事を非難していう語。
おりべ‐づかさ【織部司】
律令制で、大蔵省に属し、錦(にしき)・綾などを織り、また、染め物をつかさどった役所。おりべのつかさ。
オンブズマン【(スウェーデン)ombudsman】
《代理人の意》苦情調査官。役所や公務員の違法行為を見張り、行政に関する苦情を調査・処理する機関、または人。
おんよう‐りょう【陰陽寮】
律令制で、中務省(なかつかさしょう)に属し、陰陽道のことをつかさどった役所。陰陽博士・暦博士・漏刻博士などが配属された。うらのつかさ。おんようのつかさ。おんみょうりょう。
かい‐ふ【開府】
1 幕府を開くこと。特に江戸に幕府が置かれ、そこに町が開かれたことにいう。「江戸—」 2 中国で、役所を設置して役人を配属すること。丞相・大司馬・御史大夫の三公に許され、のちには将軍にも許される...
かしわで‐の‐つかさ【膳司】
1 古代、宮中で食膳のことをつかさどった役所。律令制では、大膳職(だいぜんしき)と内膳司(ないぜんし)がある。 2 春宮坊(とうぐうぼう)の主膳監(しゅぜんげん)。 3 後宮十二司の一。食膳・食...