あのて‐このて【彼の手此の手】
[連語]さまざまな手段・方法。「—で口説き落とす」
あの‐ひと【彼の人】
[代] 1 三人称の人代名詞。話し手・聞き手から離れた人をさす。女性から自分の恋人や夫をさしてもいう。 2 二人称の人代名詞。近世、対等以下の人をさして用いた。「これこれ、—一荷皆買ふが幾らだ」...
あの‐よ【彼の世】
死んでから行くという世界。冥途(めいど)。来世。⇔此(こ)の世。
あの‐よう【彼の様】
[形動][文][ナリ]ああいうふう。あのとおり。あんな。「—な事件は珍しい」
彼(あ)の世(よ)千日(せんにち)此(こ)の世(よ)一日(いちにち)
死後の千日の楽しみよりも、この世の一日を楽しむほうがいい。
あ‐やつ【彼奴】
[代]三人称の人代名詞。ののしったり、あなどったりするときのやや古めかしい言い方。あいつ。きゃつ。「—にできる訳がない」
あれ【彼】
[代] 1 遠称の指示代名詞。 ㋐第三者が持っている物、または、話し手・聞き手の双方に見えている物をさす。あのもの。「—は何だ」「—が欲しい」 ㋑双方に見えている場所をさす。あそこ。「—に見える...
あれ‐これ【彼此】
[代]指示代名詞。いろいろな物や事柄をさす。「—を考え合わせる」 [副]いろいろと。あれやこれやと。「—(と)思い悩む」
あれ‐しき【彼式】
[名]あのやり方。「—では人がついていかない」 [連語]《「しき」は副助詞》たかがあの程度。ほんのあれくらい。あれっぽっち。「—のことで音(ね)を上げるな」
あれ‐てい【彼体】
あのくらい。あの程度。あのざま。多く対象を見下していう。「女房これを聞き…、—の者をば、すかさばやと思ひ」〈伽・物くさ太郎〉