おうじょう‐ずくめ【往生尽くめ】
不本意なことを強制的に承諾させること。「遺言だと云うのを楯に取って—にして貰った」〈柳浪・骨ぬすみ〉
おうじょう‐でん【往生伝】
極楽浄土に往生した人々の伝記を集めた書物。「日本往生極楽記」「続本朝往生伝」など。
おうじょうようしゅう【往生要集】
仏教書。3巻。源信著。寛和元年(985)成立。諸経論中より往生の要文を抜粋し、往生浄土の道を説いたもの。日本の浄土教に画期的な影響を与えた。
おう‐せき【往昔】
過ぎ去った昔。いにしえ。往古。おうじゃく。「—を回顧する」
おう‐そう【往相】
仏語。浄土に往生すること。その往生するまでの姿。⇔還相(げんそう)。
おうそう‐えこう【往相回向】
みずから積んだ功徳をすべての人にも施して、ともに浄土に往生しようと願うこと。真宗では、そのような往生の手だては阿弥陀仏の本願の力によるとする。⇔還相回向(げんそうえこう)。
おう‐だい【往代】
過ぎ去った世。いにしえ。往古。「—の成規によりて、御沙汰あるべきか」〈折たく柴の記・中〉
おう‐ねん【往年】
過ぎ去った年。昔。「—の名演奏家」
おう‐はん【往反】
[名](スル)《「おうばん」とも》「おうへん(往返)」に同じ。「もし、辺地にあれば、—わづらひ多く」〈方丈記〉
おう‐ふく【往復】
[名](スル) 1 行きと帰り。行って帰ること。ゆきかえり。「—には三時間以上かかる」「駅まで自転車で—する」「—乗車券」 2 手紙などのやり取り。「書簡を—する」 3 交際すること。ゆきき。「...