ほう・ずる【奉ずる】
[動サ変][文]ほう・ず[サ変] 1 高貴な人にさしあげる。たてまつる。「御前で舞を—・ずる」 2 うやうやしくうける。承る。「君命を—・ずる」 3 うやうやしく持つ。ささげる。「校旗を—・ずる...
ほど・く【解く】
[動カ五(四)] 1 結んだり、縫ったり、もつれたりしたものをときはなす。とく。「荷物を—・く」「着物を—・いて洗い張りする」「からんだ糸を—・く」 2 迷いや疑いをはらす。正しく判断する。「...
ほん‐に【本に】
[副] 1 疑いなくある事態であるさま。本当に。まことに。なるほど。「—よう似ている」「—困ったことだ」 2 ばくちで、持ち金を一度に全部かけるさま。ぽんと。「六拾目を—はり、一番にとられ」〈咄...
ぼん‐さま【坊様】
《「ぼうさま」の音変化》 1 僧を敬っていう語。ぼうさま。ぼんさん。「これ、—、おくたびれかして早い御寝なりやう」〈浮・御前義経記・四〉 2 男の子を敬っていう語。「やっぱり—のやうに、おっつけ...
まえ‐つ‐きみ【公卿/卿/大夫】
《「前つ君」の意》天皇の御前に仕える人を尊敬していう語。また、朝廷に仕える高官・侍臣の総称。「島山に照れる橘(たちばな)うずに刺し仕へ奉るは—たち」〈万・四二七六〉
まかり・でる【罷り出る】
[動ダ下一][文]まかり・づ[ダ下二]《「まかりいず」の音変化》 1 「出る」の謙譲語。退出する。「御前を—・でる」 2 人前に出る。出てくる。現代語では、多く「あつかましい」という非難の気持ち...
また‐もの【又者】
将軍・大名などに直属していない家来。又家来。陪臣。「—の某(それがし)、御前の恐れ」〈浄・忠臣蔵〉
ま‐びき【目引き】
目のようす。また、目で合図して相手に知らせること。めくばせ。「女房どもも、みな御前の—にしたがひて」〈著聞集・八〉
まま【乳母】
うば。めのと。「御前にまゐりて—の啓すれば」〈枕・三一四〉
まめ‐わざ【忠実事】
日常の用事。裁縫など実用的な仕事。「この頃御前の—に参りなどしてなむさぶらひける」〈栄花・御裳着〉