でん‐ちゅう【殿中】
1 《古くは「てんちゅう」とも》御殿の中。また、将軍の居所。 2 江戸時代に流行した木綿の袖なし羽織。胴服(どうぶく)。殿中羽織。 3 江戸末期に流行した男子用の編み笠。一文字笠。
でん‐ろう【殿楼】
立派な御殿や高殿(たかどの)。
とうかいどうしながわごてんやまのふじ【東海道品川御殿山ノ不二】
葛飾北斎による風景版画のシリーズ「富嶽三十六景」の作品。当初企画された36作に追加して摺られた10作のひとつ。桜の名所として知られた品川御殿山から見える富士山と花見客を描いたもの。→裏富士
との‐づくり【殿作り/殿造り】
御殿を造ること。また、造った御殿のありさま。「心やすき—しては、かやうの人つどへて」〈源・澪標〉
との‐ど【殿戸/殿門】
御殿の戸口。相手の家への敬意を表す語。「味酒(うまさけ)三輪の殿の朝戸にも出でて行かな三輪の—を」〈崇神紀・歌謡〉
どう【堂】
[名] 1 古く接客や礼式などに用いた建物。表御殿。表座敷。 2 神仏を祭る建物。 3 多くの人が集まる建物。
[接尾]店の名や雅号・建物の名などに付けて用いる。「大雅—」「哲学—」
どう【堂】
[音]ドウ(ダウ)(呉) [学習漢字]5年 1 表御殿。表座敷。「堂上/正堂」 2 神仏を祭ったり、人が多く集まったりする大きな建物。「堂宇/会堂・学堂・講堂・金堂(こんどう)・聖堂・禅堂・殿堂...
ない‐でん【内殿】
1 「内陣」に同じ。 2 奥の方にある御殿。
なん‐でん【南殿】
南向きの御殿。南方にある殿舎。
紫宸殿(ししんでん)の異称。なでん。
にじょう‐じょう【二条城】
京都市中京区にある城。慶長8年(1603)徳川家康が京都の守護および上洛(じょうらく)時の居城として築城。天守や本丸御殿は焼亡したが、二の丸御殿(国宝)は桃山時代の書院造りの形態を伝え、狩野派の...