ごよう‐きん【御用金】
江戸時代、幕府・諸藩が財政の不足を補うため、臨時に御用商人などに課した賦課金。
ごよう‐くみあい【御用組合】
使用者から経済的援助を受けたり、使用者の意向に従って動いたりする自主性のない労働組合。会社組合。
ごよう‐し【御用紙】
1 御用新聞。 2 江戸時代、幕府に納めた特漉きの紙。また、大名などに納めた紙。
ごよう‐しょうにん【御用商人】
1 宮中・官庁などへ用品を納めることを認可された商人。御用達(ごようたし)。 2 江戸時代、幕府・諸藩に出入りを許されて用品納入や金銀の調達などをした特権商人。御用達。
ごよう‐しんぶん【御用新聞】
時の政府の保護を受けて、その政策の擁護・宣伝になるような報道に努める新聞。
ごよう‐ずみ【御用済み】
1 ある人を敬って、その人の使用が済んだことをいう語。「—の品」 2 官公庁の用務が終わり、その職を免ずること。 3 不要になった人や物を、やや軽んじていう語。「君はもう—だ」
ごよう‐せん【御用船】
1 戦時などに政府や軍が徴発して軍事目的に使用した民間の船舶。 2 江戸時代、幕府・諸藩が必要に応じて運送を委託した船、または傭船。
ごよう‐たし【御用達】
1 (「ごようたつ」とも)宮中・官庁などへ用品を納めること。「宮内庁—の品」 2 「御用商人」に同じ。
ご‐ようだて【御用立て】
「用立て」の謙譲語・美化語。「—はできかねます」
ごよう‐ぢょうちん【御用提灯】
1 官庁の名や記章を記した提灯。官命に従事する者が夜間に携帯する。 2 江戸時代、捕り手が犯人を召し捕るときに用いた「御用」と書いた提灯。