こころ‐の‐ひま【心の暇】
「こころのいとま」に同じ。「秋の夜は月に—ぞなき出づるを待つと入るを惜しむと」〈詞花・秋〉
こころ‐の‐びょうき【心の病気】
「心の病(やまい)」に同じ。→精神疾患
こころ‐の‐ほか【心の外】
1 自分が望んでいるとおりにならないこと。不本意。「世を御—にまつりごちなし給ふ人々のあるに」〈源・須磨〉 2 心にとめないこと。よそごと。「いまはただ—に聞くものを知らず顔なる荻のうは風」〈新...
こころ‐の‐みず【心の水】
心の清濁や深浅などを水にたとえていう語。「思ひやれ—の浅ければかきながすべき言の葉もなし」〈詞花・雑下〉
こころ‐の‐やいば【心の刃】
1 人に危害を与えようとする心。「我を土足にかけまくも沈みし君を助けたる咎(とが)とて殺す—」〈浄・女護島〉 2 思いを託した刃物。「この剃刀は私が磨く—」〈浄・寿の門松〉
こころ‐の‐やまい【心の病】
精神疾患のこと。心の病気。
こころ‐の‐やみ【心の闇】
1 心の平静を失って、理非の分別がつかなくなること。「よもすがら月を見顔にもてなして—に迷ふころかな」〈山家集・中〉 2 親が子を思う情に引かされて迷う心。「—晴れ間なく、嘆きわたり侍りしままに...
こころのれきし【心の歴史】
《原題、(スペイン)Historia del corazón》スペインの詩人アレイクサンドレの詩集。1954年刊行。別邦題「心の変遷」。
しん‐の‐ぞう【心の臓】
心臓のこと。
しん‐の‐はしら【心の柱】
仏塔や殿舎の中心の柱。力学上のバランスを整えるためのもので、五重塔では振り子のようにし、下を固定しない。檫(さつ)。しんばしら。