もろ‐ごころ【諸心】
[名・形動ナリ]ともに心を合わせること。また、そのさま。「御わたりのほども、—に、はかなきこともし出で給ひて」〈源・若菜上〉
や‐しん【野心】
1 ひそかに抱く、大きな望み。また、身分不相応のよくない望み。野望。「政治家になりたいという—に燃える」「政権奪取の—をもつ」 2 新しいことに取り組もうとする気持ち。「—作」 3 野生の動物が...
やたけ‐ごころ【弥猛心】
いよいよ勇み立つ心。たけだけしくはやる心。
やまと‐ごころ【大和心】
1 「大和魂(やまとだましい)2」に同じ。→漢心(からごころ) 2 日本人らしい自然ですなおな心。「敷島の—を人問はば朝日ににほふ山桜花」〈石上稿〉
ゆい‐しん【唯心】
1 仏語。すべての存在は心の現れであって、ただ心だけが存在するということ。華厳経の中心思想。 2 すべての根源が精神にあるとし、精神を中心に考えること。⇔唯物。
ゆう‐しん【憂心】
心配する心。うれえる心。「—をいだく」「—去らず」
ゆう‐しん【雄心】
雄壮な心。雄々しい心。「—横溢(おういつ)」
ゆうもう‐しん【勇猛心】
勇気があって物事に屈しない心。
よう‐じん【用心/要心】
[名](スル) 1 心をくばること。気をつけること。「風邪をひかないように—する」 2 万一に備えて注意・警戒を怠らないこと。「火の—」「—の悪い家」
よく‐しん【欲心】
1 ほしがる心。欲張る心。欲念。「実物を見て—が出る」 2 色欲の情。情欲。