しのぶ‐もじずり【忍捩摺り/信夫捩摺り】
「忍摺(しのぶず)り」に同じ。「みちのくの—誰ゆゑに乱れそめにし我ならなくに」〈伊勢・一〉
しのぶ‐わげ【忍ぶ髷】
女性の髪形の一。頭上に髻(もとどり)を立て、毛先を二つに分けて両側に広げ、髷(まげ)を作る。享保(1716〜1736)のころ、若女形中村千弥が「御所桜堀河夜討」の信夫(しのぶ)の役に用いたかつら...
しのべ‐だけ【忍べ竹】
1 ヤダケの別名。 2 メダケの別名。
すい‐かずら【忍冬】
スイカズラ科の蔓性(つるせい)の木本。山野に自生。葉は楕円形で対生し、冬でも残っているので忍冬(にんどう)ともいう。6、7月ごろ、葉のわきに2個ずつ並んでつく白色の花は蜜腺(みっせん)をもち、の...
すい‐ずら【忍冬】
スイカズラの別名。
にん【忍】
1 こらえること。「—の一字」 2 仏語。 ㋐忍辱(にんにく)の意。苦難に耐えること。 ㋑修行の階位の忍位。四諦(したい)の理を理解し、善根も定まって、悪趣に落ちない位。
にん【忍】
[常用漢字] [音]ニン(呉) [訓]しのぶ しのばせる 1 がまんする。じっとこらえる。「忍苦・忍従・忍耐/隠忍・堪忍・堅忍」 2 むごいことを平気でする。「残忍」 3 隠れて行動する。「忍者...
にん‐かい【忍界】
仏語。さまざまな煩悩(ぼんのう)を耐え忍ばなければならない娑婆(しゃば)世界のこと。忍土。
にん‐く【忍苦】
[名](スル)苦しみを耐えしのぶこと。「—したかいがある」
にん‐じゃ【忍者】
忍術を使って敵方に忍び入り、諜報・謀略活動などを行う者。忍術使い。忍びの者。