けが‐な【怪我な】
[連語](下に打消しの語を伴って用いる)間違っても。全然。けがにも。「—にっこりともせず」〈浄・女夫池〉
けが‐にも【怪我にも】
[連語]「怪我(けが)な」に同じ。「那麼(あんな)御気性だから、—仰有(おっしゃ)りはしないけれども」〈鏡花・湯島詣〉
けが‐にん【怪我人】
けがをした人。負傷者。
怪我(けが)の功名(こうみょう)
過失と思われたこと、なにげなしにやった事が、意外によい結果になること。
けが‐まけ【怪我負け】
負けるはずがない者が何のはずみで負けること。
け‐げん【怪訝】
[名・形動]不思議で納得がいかないこと。また、そのさま。「—な顔をする」「—そうにじろじろ見る」
け・し【怪し/異し】
[形シク] 1 あるべき状態と異なっている。非難すべきである。「はろはろに思ほゆるかも然れども—・しき心を我(あ)が思はなくに」〈万・三五八八〉 2 納得がいかない。変だ。→けしかる →けしゅう...
けしから◦ず【怪しからず】
[連語]《形容詞「け(怪)し」の未然形+打消しの助動詞「ず」》 1 特に何ということもない。たいしたことがない。「世の中のかくはかなければ、—◦ぬ童(わらはべ)の行く先思ひやられて」〈宇津保・春...
けしから◦ぬ【怪しからぬ】
[連語]⇒けしからん
けしから◦ん【怪しからん】
[連語]《形容詞「け(怪)し」の未然形に打消しの助動詞「ぬ」の付いた「けしからぬ」の音変化》道理にはずれていて、はなはだよくない。不届きだ。「うそをつくとは—◦ん」