じゅう‐あく【十悪】
1 仏語。身・口・意の三業(さんごう)がつくる10種の罪悪。殺生・偸盗(ちゅうとう)・邪淫・妄語・綺語(きご)・悪口(あっく)・両舌・貪欲(とんよく)・瞋恚(しんい)・邪見の総称。十悪業。十不善...
じゅう‐ぜん【十善】
仏語。十悪を犯さないこと。不殺生・不偸盗(ふちゅうとう)・不邪淫・不妄語・不両舌・不悪口(ふあっく)・不綺語(ふきご)・不貪欲(ふとんよく)・不瞋恚(ふしんに)・不邪見。
すず‐まなこ【鈴眼】
丸くて大きな目。どんぐりまなこ。「梟(ふくろ)と常々悪口受くる—に」〈露伴・五重塔〉
ずけ‐ずけ
[副]遠慮や加減をしないで、はっきりとものを言うさま。つけつけ。「他人の悪口を—(と)言う」
積毀(せっき)骨(ほね)を銷(しょう)す
《鄒陽「於獄上書自明」から》讒言(ざんげん)が積み重なると、堅い骨も溶かしてしまう。人々の言う悪口の恐ろしさのたとえ。
せん‐ぼう【訕謗】
悪口をいうこと。誹謗(ひぼう)。
ぜっ‐か【舌禍】
1 自分の言論が法律・道徳などに反していたり、他人を怒らせたりしたために受けるわざわい。「—事件」 2 他人の中傷や悪口などによって受けるわざわい。
そしり‐はしり
《「はしり」は音の似た語を繰り返して意味を強めたものか。一説に「素知り端(は)知り」とも》 1 物事の一部分。 ㋐ちょっとした会話。「おのれ等が—に、兄弟子の中言(なかごと)を言ひをるか」〈浄・...
ぞう‐こう【雑口】
悪口を言うこと。雑言(ぞうごん)。「腰が抜けて弓矢の義を忘れしと、韃靼(だったん)人の—にかけられんは必定」〈浄・国性爺〉
ぞう‐ごん【雑言】
あれこれ悪口を言うこと。また、その悪口。ぞうげん。「—を浴びせる」「悪口(あっこう)—」