もだえ【悶え】
もだえること。煩悶(はんもん)。「胸の—」「断末魔の—」
もだえ‐じに【悶え死に】
[名](スル)もだえ苦しみながら死ぬこと。もんし。
もだ・える【悶える】
[動ア下一][文]もだ・ゆ[ヤ下二]苦痛などのあまりからだをよじる。思いわずらって苦しむ。煩悶(はんもん)する。「激しい痛みに身を—・える」「道ならぬ恋に—・える」
もだ・ゆ【悶ゆ】
[動ヤ下二]「もだえる」の文語形。
もん【悶】
もだえること。煩悶。「酒をもて—を解(げ)すという年上の友」〈啄木・忘れがたき人々〉
もん【悶】
[音]モン(呉) [訓]もだえる 1 もだえ苦しむ。「悶死・悶絶・悶悶/苦悶・煩悶」 2 もつれる。「悶着」
もん‐し【悶死】
[名](スル)もだえ苦しんで死ぬこと。もだえじに。「悲嘆のうちに—する」
もん‐ぜつ【悶絶】
[名](スル)苦しみもだえて気絶すること。「あまりの苦痛に—する」
もんぜつ‐びゃくじ【悶絶躃地】
苦しみもだえてころげまわること。「王、此を聞きて—して」〈今昔・一・五〉
もん‐ちゃく【悶着/捫着】
[名](スル)《「もんぢゃく」とも》 1 感情や意見の食い違いから起こるもめごと。いさかい。「—を起こす」「一(ひと)—ありそうだ」「芳太郎がお袋と長いあいだ—した挙句に」〈秋声・足迹〉 2 好...