おん‐きん【恩金】
人の情けで貸してもらった金。また、めぐんでもらった金。
おん‐ぐう【恩遇】
情け深いもてなし。厚遇。「厚く多年の—を謝し」〈竜渓・経国美談〉
おん‐けん【恩眷】
めぐみや情けをかけること。目をかけていつくしむこと。「仇敵となせしものの家に往き、—を求る事はなしがたく」〈中村訳・西国立志編〉
おん‐こ【恩顧】
情けをかけること。よくめんどうをみること。「—をこうむる」「—に報いる」
おん‐しゅう【恩讐】
恩義と、うらみ。情けと、あだ。「—を越えて」
おん‐しょう【恩詔】
《「おんじょう」とも》情け深いみことのり。慈しみの仰せ言。
おん‐じょう【恩情】
情け深い心。慈しみの心。「—に富む」「—に感謝する」
おん‐じん【恩人】
情けをかけ、力になってくれた人。「命の—」
おん‐たい【恩貸】
[名](スル)情けを施すこと。慈しみの心をもって与えること。「射的銃一挺を—せよ」〈竜渓・浮城物語〉
おん‐てん【恩典】
ありがたい処置。情けある取り計らい。「授業料免除の—がある」