しゅう‐しょう【愁傷】
[名](スル) 1 嘆き悲しむこと。また、その悲しみ。「生き残った妻子の—は」〈二葉亭・浮雲〉 2 相手を気の毒に思うこと。→御愁傷様(ごしゅうしょうさま)「誠にお—でのう」〈円朝・真景累ヶ淵〉
しゅう‐しょく【愁色】
うれいに沈んだ顔つき。悲しそうなようす。
しゅう‐ぜつ【愁絶】
悲しみに堪えないこと。
しゅう‐ぜん【愁然】
[ト・タル][文][形動タリ]うれいに沈むさま。「西に傾く日影を—と見送って苦悩に堪えぬ様であったが」〈独歩・運命論者〉
しゅう‐そ【愁訴】
[名](スル) 1 つらい事情を明かして嘆き訴えること。また、その訴え。「—の声」 2 患者が訴える症状。→不定(ふてい)愁訴
しゅう‐たん【愁嘆/愁歎】
[名](スル) 1 なげき悲しむこと。悲嘆。「わが身の悲運を—する」 2 「愁嘆場」の略。
しゅうたん‐ば【愁嘆場】
芝居で、登場人物が嘆き悲しむ所作のある場面。転じて、実生活上の悲劇的な局面にもいう。愁嘆。「—を演じる」
しゅう‐ちょう【愁腸】
うれえ悲しむ心。愁心。
しゅうちょう【愁調】
石川啄木の詩。明治36年(1903)、雑誌「明星」12月号に発表。5編からなる長詩で、初めて啄木の筆名で発表された作品。
しゅう‐び【愁眉】
心配のためにしかめるまゆ。心配そうな顔つき。