あい‐しゅう【哀愁】
寂しくもの悲しい気持ち。もの悲しさ。ペーソス。「—を帯びた調べ」 [補説]作品名別項。→哀愁
あいしゅう【哀愁】
《原題Waterloo Bridge》米国の映画。1940年公開。監督はマービン=ルロイ。主演はビビアン=リー、ロバート=テイラー。第一次大戦中のロンドンを舞台に、踊り子と将校の悲恋を描く。
あん‐しゅう【暗愁】
心を暗くする悲しい物思い。「—が彼の心を翳って行った」〈梶井・冬の日〉
かく‐しゅう【客愁】
旅先でのわびしい思い。旅愁。きゃくしゅう。
きゃく‐しゅう【客愁】
⇒かくしゅう(客愁)
き‐しゅう【羇愁/羈愁】
旅先で感じる、もの悲しい思い。旅愁。客愁(かくしゅう)。
きゅう‐しゅう【窮愁】
苦しみうれえること。困窮して悲しむこと。「仮令(たと)え免職、—、恥辱などという外部の激因が無いにしても」〈二葉亭・浮雲〉
きょう‐しゅう【郷愁】
1 他郷にあって故郷を懐かしく思う気持ち。ノスタルジア。「故国への—を覚える」「—にかられる」 2 過去のものや遠い昔などにひかれる気持ち。「古き良き時代への—」 [補説]書名別項。→郷愁
きょうしゅう【郷愁】
ヘッセの小説「ペーターカーメンチント」の邦題。
けんざんばんしゅう【乾山晩愁】
葉室麟の歴史小説。元禄時代の絵師、尾形光琳と、その弟で陶工の尾形乾山をとりあげた作品。平成16年(2004)に第29回歴史文学賞を受賞。著者のデビュー作。