あい‐きょう【愛嬌/愛敬】
《古くは「あいぎょう」》 1 にこやかで、かわいらしいこと。「—のある娘」「口もとに—がある」 2 ひょうきんで、憎めない表情・しぐさ。「—たっぷりに話す」 3 相手を喜ばせるような言葉・振る舞...
あいきょう‐げ【愛嬌毛】
女性が、顔にかわいらしさを添えるために頰のあたりに数本垂らした髪の毛。
あいきょう‐しょうばい【愛嬌商売】
愛矯を振りまくことが繁盛に結びつく商売。芸人や料理屋などの類。
あいきょう‐づ・く【愛嬌付く】
[動カ五(四)]愛嬌のあるようすになる。表情などがかわいらしくなる。「次の女の子が、少しずつ—・いて来るにつれて」〈秋声・黴〉
あいきょう‐び【愛敬日】
⇒恩恵日(おんけいび)
あいきょう‐べに【愛嬌紅】
女性が、かわいらしさを増すために、目じりや耳たぶなどにつける紅。
あいきょう‐ぼくろ【愛嬌黒子】
顔に愛嬌を添えるほくろ。
あいきょう‐もの【愛嬌者】
ひょうきんで人々にかわいがられる人や動物。
あいきょう‐らし・い【愛嬌らしい】
[形] 1 かわいらしい。あいそがいい。「かぎやの小ぢょくめらも—・い」〈滑・膝栗毛・五〉 2 おもしろみがある。こっけいである。「—・い野暮助様ぢゃわいな」〈伎・幼稚子敵討〉
あいきょう‐わらい【愛嬌笑い】
相手によい印象や好感を与えようとして浮かべる、ちょっとした笑い。愛想笑い。