こく‐だち【穀断ち】
[名](スル)修行または立願成就のため、ある期間、穀類を食べないで生活すること。
事(こと)成(な)・る
1 事が成就する。また、事が無事に済む。「相(あひ)とぶらひ—・りしかばかき結び」〈万・一七四〇〉 2 その時になる。事が始まる。「ものも見で帰らむとし給へど…、—・りぬと言へば」〈源・葵〉
ごち‐えんまん【五智円満】
仏語。大日以下の五仏を本尊として三密の観行を成就するとき、行者の身に五智が完全に備わること。
ごち‐にょらい【五智如来】
仏語。密教の五智に配当される五人の如来。大日(法界体性智)・阿閦(あしゅく)(大円鏡智)・宝生(平等性智)・阿弥陀(妙観察智)・不空成就(成所作智)の五如来。五智の如来。
ご‐ぶつ【五仏】
真言密教で、大日如来とその徳から生じた四仏。金剛界では大日・阿閦(あしゅく)・宝生(ほうしょう)・阿弥陀・不空成就の五如来、胎蔵界では大日・宝幢(ほうどう)・開敷華(かいふげ)王・阿弥陀・天鼓(...
さい‐せん【賽銭】
《「賽」は神恩に報いる祭儀の意》祈願成就のお礼として神仏に奉る金銭。また、社寺にもうでる際に奉納する金銭。古くは金銭ではなく幣帛(へいはく)・米などを供えた。
さい‐りん【再臨】
[名](スル) 1 もう一度その場に行くこと。 2 キリスト教で、昇天したイエスが、裁きと救いの成就のため、再びこの世に現れるという信仰。
さか‐だち【酒断ち】
[名](スル) 1 ある物事の成就を願って神仏に願(がん)をかけ、一定期間、または満願まで酒を飲まないこと。さけだち。 2 酒を飲むことをいっさいやめること。禁酒。さけだち。
榻(しじ)の端書(はしが)き
男の恋心の切実さのたとえ。また、思うようにならない恋のたとえ。昔、男が女との恋を成就するために、百夜通ったら会おうという女の言葉に従って99夜通い、榻にその印をつけたが、あと1夜というときに差し...
しちや‐まち【七夜待】
密教で、毎月17日の夜から23日夜までの7夜を、聖(しょう)観音・千手観音・馬頭観音・十一面観音・准胝(じゅんでい)観音・如意輪観音・勢至菩薩(せいしぼさつ)を本尊として順次に祭り、祈願成就を求...