ぬ‐がに
[連語]《完了の助動詞「ぬ」の終止形+接続助詞「がに」。上代語》…してしまいそうに。…してしまうばかりに。「我がやどの夕影草の白露の消(け)—もとな思ほゆるかも」〈万・五九四〉
ぬぎ‐か・ける【脱(ぎ)掛ける】
[動カ下一][文]ぬぎか・く[カ下二] 1 衣服を脱ぎはじめる。途中まで脱ぐ。「—・けたコートをまた着直す」 2 衣服を脱いで物や肩に掛ける。「我が身は竹の林にあらねどもさたが衣を—・くるかな」...
ぬすま◦う【盗まふ】
[連語]《動詞「ぬす(盗)む」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」。上代語》 1 人目を盗んで、し続ける。「山川に筌(うへ)を伏せて守りもあへず年の八歳(やとせ)を我が—◦ひし」〈万・二八三二〉 2...
ヌナブット【Nunavut】
《イヌイットの言葉で「我々の土地」の意。「ヌナブト」とも》カナダ北西部の準州。1999年、北極圏に近いノースウエスト準州の東半分が独立して成立。イヌイットの自治政府がおかれる。州都イカルイット。
濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)を着(き)・せる
1 無実の罪を負わせる。「同僚に—・せる」 2 根拠のない浮き名を立てる。「おほかたは我が—・せずとも朽ちにし袖の名やは隠るる」〈源・夕霧〉
ね【峰/嶺】
山の頂上。みね。「真白き富士の—」「高き—に雲の付くのす我さへに君に付きなな高嶺と思(も)ひて」〈万・三五一四〉
ネクロプトーシス【necroptosis】
《「ネクロトーシス」とも》あらかじめプログラムされた遺伝子発現によって細胞自らが起こすネクローシス(壊死)。プログラム細胞死の一つであり、怪我や病気などによる偶発的・受動的なネクローシスとは区別...
ね・ぐ【祈ぐ】
[動ガ四]祈願する。いのる。「いその神ふりにし恋のかみさびてたたるに我は—・ぎぞかねつる」〈拾遺・恋四〉
ね‐ぜり【根芹】
セリ。根を食用とするところからいう。《季 春》「我が事と鯲(どぢゃう)の逃げし—かな/丈草」
ね‐そ・む【寝初む】
[動マ下二]男女が初めて共寝をする。「そき板もち葺(ふ)ける板目のあはざらばいかにせむとか我が—・めけむ」〈万・二六五〇〉