我(わ)が物(もの)と思(おも)えば軽(かる)し笠(かさ)の雪(ゆき)
《其角の句「我が雪と思へば軽し笠の上」から》自分のためとあれば苦労も負担に感じないことのたとえ。
わが‐や【我が家】
自分の家。また、自分の家庭。 [補説]作品名別項。→我が家
わがや【我が家】
《原題、(チェコ)Domov můj》ドボルザークの管弦楽曲。1883年作曲。チェコの劇作家・批評家・演出家ヨゼフ=カイエターン=ティルを主人公とする劇付随音楽の序曲として作曲された。我が故郷。
わがろうご【我が老後】
佐藤愛子のエッセー集。平成5年(1993)刊。「なんでこうなるの我が老後」「だからこうなるの我が老後」などの続編もある。
わき【分き/別き】
1 わけること。区別。けじめ。「夜昼といふ—知らず我(あ)が恋ふる心はけだし夢(いめ)に見えきや」〈万・七一六〉 2 思慮。分別。わきまえ。「我は子うむ—も知らざりしに」〈大鏡・序〉
わき‐がかり【脇懸かり】
他人のことに関係すること。また、他人に関係を及ぼすこと。「我が子の戯気(たはけ)は思はず、—の恨みが出る」〈浄・寿の門松〉
わく‐ご【若子/若児】
年少の男子。また、若い男子を敬っていう語。「稲搗(つ)けばかかる我(あ)が手を今夜(こよひ)もか殿の—が取りて嘆かむ」〈万・三四五九〉
わくらば【邂逅】
[形動ナリ]《後世は「わくらは」とも》まれに。偶然に。「人となることは難(かた)きを—になれる我(あ)が身は」〈万・一七八五〉
わけ【分け/別け】
1 分けること。また、分けたもの。分配。「形見—」 2 勝負が決まらないこと。引き分け。「痛み—」 3 芸娼妓などが、稼ぎ高を主人と折半にすること。また、その芸娼妓。「寿々廼家の—の芸者であった...
わけ【戯奴】
[代] 1 一人称の人代名詞。自分を謙遜していう語。わたくしめ。「我(あ)が君は—をば死ねと思へかも逢ふ夜逢はぬ夜二走るらむ」〈万・五五二〉 2 二人称の人代名詞。目下の相手を親しみを込めて、半...