いは‐ふゆう【伊波普猷】
[1876〜1947]言語学者・民俗学者。沖縄の生まれ。沖縄の郷土研究家として、言語・歴史・民俗に関する多くのすぐれた業績をあげ、沖縄学の父といわれる。著「古琉球」「南島方言史攷」「琉球戯曲辞典...
イライザ【ELIZA】
最初期の自然言語処理プログラムの一つ。単純な構文解析と回答パターンを用いて、対話形式でテキストのやりとりができる。1966年に米国のコンピューター科学者J=ワイゼンバウムが開発。名称は、ショーの...
イル‐トロバトーレ【(イタリア)Il Trovatore】
ベルディ作曲のイタリア語によるオペラ。全4幕。1853年初演。スペインの劇作家グティエレスの戯曲「エル‐トロバドール」を題材とする。15世紀初頭のスペインを舞台に伯爵家に復讐をするジプシーの親子...
ウエルメード‐プレー【well-made play】
《うまく作られた劇の意》洒脱(しゃだつ)なせりふ、巧妙な構成、類型的な登場人物の取り合わせによる戯曲。
ウォイツェック【(ドイツ)Woyzeck】
ビュヒナーによる未完の戯曲。1836年に執筆され、1879年に出版。初演は1913年。小心ものの兵士がたどる悲劇的な運命を描く。ベルクによるオペラ化作品の原作として有名になった。
うおのまつり【魚の祭】
柳美里の戯曲。平成4年(1992)、劇団MODEと著者自身が主宰する劇団青春五月党の共同公演として初演。演出はMODEの松本修。翌年、第37回岸田国士戯曲賞を受賞。受賞時の年齢25歳は、当時の史...
うしやまホテル【牛山ホテル】
岸田国士の戯曲。昭和4年(1929)、「中央公論」誌に発表。昭和7年(1932)初演。仏領インドシナのホテルを舞台とする人間ドラマ。
うずもれたはる【埋れた春】
秋田雨雀の戯曲。明治45年(1912)、雑誌「早稲田文学」に発表。全2幕。大正3年(1914)、美術劇場により初演。
うみ【海】
文芸雑誌。昭和44年(1969)中央公論社から創刊、昭和59年(1984)終刊。海外作品を多く紹介したほか、村上春樹の評論や唐十郎の戯曲など、さまざまなジャンルの作品を掲載。
近藤啓太郎の長...
うみへのりゆくひとびと【海へ騎りゆく人々】
《原題Riders to the Sea》シングの戯曲。1幕。1904年、ダブリンにて初演。絶海の孤島で、夫や子どもを次々と海に奪われていく老母の姿を描く悲劇。