いしゃ‐ぼうず【医者坊主】
《多く、髪をそっていたところから》江戸時代の医者の称。「是は端手(はで)なる—と見えて女なり」〈浮・栄花一代男〉
いしやまでらえんぎ【石山寺縁起】
鎌倉後期から江戸中期にかけて作られた全7巻33段の絵巻物。石山寺創建の縁起と、本尊の観音菩薩の霊験譚(れいげんたん)を描く。本文の成立は正中年間(1324〜1326)であるが、絵の制作年次は、第...
いしょう‐あん【倚松庵】
神戸市東灘区にある建造物。谷崎潤一郎の旧邸として知られる。谷崎は昭和11年(1936)から昭和18年(1943)まで住んだ。平成2年(1990)に、150メートルほど南に移築された。 [補説]こ...
いしょう‐がさね【衣裳重ね】
江戸時代の遊郭で、陰暦9月9日の菊の節句の前後3日間に行われた行事。位の高い遊女が互いに競って、揚屋の座敷に各自の衣装や道具類を飾った。
いしょうにほんでん【異称日本伝】
江戸初期の史書。3巻。京都の儒医松下見林著。元禄6年(1693)刊。中国・朝鮮の史書から日本関係の記事を抜き出して編集したもの。
いしょう‐にんぎょう【衣装人形】
衣装をつけた人形。主に江戸時代に作られたもので、俳優・遊女などをかたどった。押し絵のものと木彫りの人形に衣装を着せたものとがある。浮世人形。着付け人形。
いしんぜんやのぶんがく【維新前夜の文学】
杉浦明平による文芸評論。昭和42年(1967)刊。本居宣長、渡辺崋山、山片蟠桃といった江戸時代の思想家や、戯作(げさく)・和歌・漂流記など幅広いジャンルの作品を取り上げ、明治維新前夜の日本文学を...
いじん‐かん【異人館】
明治時代に日本に来た西洋人が住んだ洋風の住宅や商館。神戸市中央区北野町のものが有名。
いずし‐やき【出石焼】
兵庫県豊岡市出石地区で生産される陶磁器。江戸中期に始まり、有田(ありた)風の白磁・染め付けなどが多い。
いずみ【泉】
横浜市の区名。昭和61年(1986)戸塚区から分区。