ひろ‐ざしき【広座敷】
1 広い座敷。 2 江戸城大奥の女中職の一。種々の雑務をつかさどった。
ひろ‐しき【広敷】
1 江戸時代、町家で台所の上り口の板敷の間。また、大名邸内の奥向きの所。 2 江戸城中、本丸と西の丸の大奥にあった大奥役人の詰め所。大奥の事務を扱う。 3 広間。「宿の—に出でて」〈浮・諸艶大鑑・三〉
ひろしき‐ばん【広敷番】
江戸幕府の職名。大奥の広敷に交代で勤務し、警戒および出入りの人々の監視にあたった。
ひろしま【広島】
中国地方中部の県。瀬戸内海に面する。かつての安芸(あき)・備後(びんご)2国にあたる。人口286.1万(2010)。
広島県南西部の市。広島湾に注ぐ太田川流域の三角州にある。県庁所在地。指定...
ひろしま‐わん【広島湾】
瀬戸内海北西部の湾。湾奥に広島市があり、厳島(いつくしま)・江田島(えたじま)・能美島(のうみしま)などが点在する。沿岸は工業地域。古くからカキ・ノリの養殖が行われる。
びく‐しゃく
[副]じたばた抵抗するさま。「たった今返すか。但し—するか」〈伎・四天王楓江戸粧〉
びくに【比丘尼】
1 《(梵)bhiksunīの音写》出家得度して具足戒(ぐそくかい)を受けた女性。尼僧。 2 中世、尼の姿をして諸国を巡り歩いた芸人。 3 江戸時代、尼の姿をした下級の売春婦。 4 「科(とが)...
びくに‐ごしょ【比丘尼御所】
江戸時代、皇女・王女または公卿の娘などで出家した人が住職となった尼寺。中宮寺・法華寺など。尼御所。
びくに‐せった【比丘尼雪駄】
江戸時代、比丘尼2が用いた雪駄。かかとが隠れるように後ろ端を反らし、ひねった鼻緒をすげたもの。
びじん‐が【美人画】
女性の美しさを鑑賞の対象として描いた絵画。日本では、特に江戸初期の風俗画に始まり、以後浮世絵の主流となって発展した。