びわえんずいひつ【枇杷園随筆】
江戸中期の俳人、井上士朗の随筆。文化7年(1810)刊。
びわよう‐とう【枇杷葉湯】
1 乾燥したビワの葉などの煎じ汁。暑気あたりや下り腹などに用いた。京都烏丸に本舗があり、夏、江戸で、試飲させながら行商した。《季 夏》 2 《宣伝のため路上で1をだれにでも飲ませたところから》浮...
びん‐きり【鬢切り】
《「びんぎり」とも》江戸前期の若い男女の髪形の一。結髪の鬢の毛を切って耳の後ろに垂らすもので、上方で流行した。びんぎれ。
びんご‐なだ【備後灘】
広島県東部の沖合にある海域。瀬戸内海の中央部に位置し、東は備讃(びさん)諸島、西は芸予諸島、南は燧灘(ひうちなだ)にはさまれている。北の仙酔(せんすい)島・鞆(とも)の浦は観光地として知られる。...
びん‐さし【鬢差(し)】
江戸時代、女性が髪を結うとき、鬢の中に入れて、左右に張り出させるために用いた道具。鯨のひげ、針金などで弓のような形に作った。上方では鬢張りと称した。
びん‐だらい【鬢盥】
1 鬢を整える水を入れる小さなたらい。 2 江戸時代、髪結いが小道具一式を入れて持ち歩いた引き出しつきの手提げ箱。
びん‐ぼうし【鬢帽子】
1 左右に布を垂れて鬢のあたりをおおうようにしたかぶりもの。「—したる雲客うちほほゑみて」〈太平記・三五〉 2 江戸時代、病人が手ぬぐいなどを頭に巻き、端を鬢のあたりに垂らしたもの。
ぴしゃり
[副] 1 戸・障子などを勢いよく閉めきる音を表す語。「ふすまを—と閉める」 2 手の平などで強く打つ音を表す語。「横っ面を—とひっぱたく」 3 水などがはね上がるさま。「車に泥水を—とかけられ...
ぴちゃん
[副] 1 小さく平たい物などが水に落ちる音や、水がはねかえる音を表す語。「—とはねが上がる」 2 平手でたたく音、また、戸や障子などを乱暴に閉める音を表す語。「ふすまを—と閉める」
ふ【封】
1 「封戸(ふこ)」に同じ。 2 「ふう(封)1」に同じ。「—ヲツクル」〈日葡〉